視能訓練士の収入について

視能訓練士の収入は、勤務する病院や診療所などの就業先によってまちまちですが
大体初任給は18万~20万程度といわれています。

レーシックなどの角膜屈折手術を行う病院は月収40万円という高給なところがある半面
地方の片田舎の診療所では月給13万5千円だったりと、就業先や地域によってもかなり
差があり、一概に平均いくらだから高いとか安いとか言いきることはできないと思います。

ただ、ある資料によれば、視能訓練士の平均年齢は33.3歳で、平均年収は462万円という
調査結果も出ていたりします。

年収462万円ということはボーナスの事を考えないとして、単純に12でわると38万5千円
なので、悪い方ではないと言えるでしょう。

ただし、これも、地方格差を全部相殺しての平均年収ですので、勤め先の選択によって
格差が出てしまうのは仕方のないことであると言えると思います。

ただ、収入が違うからと言っても、基本的に視能訓練士の仕事の内容が劇的に変わる
ことはないです。
このような人々のサポートをする人たちが収入目当てに視能訓練士という仕事を選ぶ
というのは考えにくく、もし、収入を目当てにするのであれば、国家資格を取るための
勉強をするのであれば、もっと収入を得ることができると思われる国家資格の為の
勉強をした方が良いと思います。

視能訓練士の場合は、人とかかわることに喜びを感じる人、特に、子供やお年寄りに
優しくすることが苦痛ではない人に適した仕事であると言えるでしょう。

視能訓練士の今後の可能性について

視能訓練士について、色々調べてきましたが、世間一般の人たちがコンピューターや
携帯電話など、大なり小なりの機会の画面(ディスプレイ)を長時間見るようになって
眼精疲労や下手すれば緑内障などの目の病気や、眼精疲労からくる肩こりなど、
目が原因の様々な症状が増えている中で、視能訓練士が絶対的に足りない事実が
あるという事がわかってきました。

視能訓練士は国家資格ですが、そんなに難易度の高い資格ではありません。
試験の合格率は95%と高めです。
今後、さらに高齢化やIT化が進むにつれて、現代人が目を酷使する環境が進んで
いくことでしょう。

そうなった場合に、視能訓練士が引く手あまたになるというのは想像に難くないことです。
また、女性の社会進出について、昭和の時代よりだいぶハードルが下がった今日この頃
ですので、女性に向いているこの視能訓練士という資格はこれからよりニーズのある
資格なのではないでしょうか?

なにも眼科のある病院だけが働く場所とは限らず、目に関する知識を色んな人々に
約立てることを考えれば、セミナーを個人的に開催して、目のケアの仕方であるとか

もっと広げて、年齢は目元からと言われているように、働く女性向けのセミナー集客
テーマにフェイスケアを担当する美容専門の人と協力して講座を開催するという
ことも可能性としては大いにあると思います。

そういう事を鑑みると、視能訓練士の可能性はとても広がり、医療関係のみならず
独立開業までも視野に入れた活動もこれからは可能ではないか?と考えます。

視能訓練士の活躍の場

視能訓練士の仕事先は大体限定されます。
病院、医院、診療所などの医療機関が主で、眼科がある医療機関に限られます。

視能訓練士は女性の割合が多く、男性の視能訓練士は全体の7%程です。
視能訓練士は最近の医療の発展や進歩に伴って生みだされた新しい医療関係職種の
ひとつです。
同様なものに、言語聴覚士があります。

弱視や斜視などは子供のころに発見すれば治る確率が高いということで、患者は
主に8歳ぐらいまでの子供が多いのですが、昨今の高齢化にともうなう老化による
視機能の低下により、お年寄りの患者さんも増えてきています。

また、糖尿病などの生活習慣病による視機能低下で、中高年の患者も増えつつあり
加えて、職場のIT化の影響で、事務作業がコンピュータ化されたことにより、目を
酷使する仕事が増え、また各家庭にもパソコンが普及したこともあり、それに伴って
視力の低下や眼精疲労などが若い世代にも蔓延していることもあります。
以前は視能訓練士のお相手は子供が多かったのですが、時代の流れとともに
現在はあらゆる世代の人たちが視能訓練士のお世話になっていると言っても
言い過ぎではないと思います。
ですので、眼科に行くと、時間帯にもよりますが、お年寄りとお子様や奥様方
でかなりにぎわっていたりします。

視能訓練士は現在約5000名いると言われています。
このように視覚障害を持つ人が世代を問わずに増加している昨今、視能訓練士の数
はそれに反して絶対的に不足していると言われています。
需要過多ということです。
視能訓練士は今後注目すべき仕事であると言えます。

視能訓練士の資格を取るには?

視能訓練士は国家資格です。
資格を取るには当然の話ですが、国家試験を受けて合格する必要があります。

では、どのような国家試験なのでしょうか?
その試験要項について、厚労省のホームページより抜粋します。

1.受験資格
(1)大学に入学することができる者で、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が
   指定した視能訓練士養成所において、3年以上、視能訓練士として必要な知識及び技能
   を修得したもの

(2)大学若しくは旧大学令(大正7年勅令第388号)に基づく大学又は視能訓練士法施行
   規則第11条第1号若しくは第2号に掲げる学校若しくは養成所において2年以上修業し、
   かつ、外国語、心理学、保健体育、生物学、物理学、数学(統計学を含む。)及び
   教育学、倫理学、精神衛生、社会福祉又は保育のうち2科目の各科目を修めた者で
   文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した視能訓練士養成所において、
   1年以上、視能訓練士として必要な知識及び技能を修得したもの

(3)外国の視能訓練に関する学校若しくは養成所を卒業し、又は外国で視能訓練士の免許に
   相当する免許を受けた者で厚生労働大臣が(1)又は(2)に掲げる者と同等以上の
   知識及び技能を有すると認定したもの。

(4)法の施行の際(昭和46年7月19日)現に厚生大臣が指定した養成所において、
   視能訓練士として必要な知識及び技能の修得を終えている者又は当該知識及び技能を
   修得中の者であって、その修得を法施行後に終えたもの。
2.受験手数料
  15,800円。

視能訓練士に求められる能力

弱視や斜視は子供の頃(大体7~8歳まで)に発見されれば治療が可能である
とのことで、早期発見、早期治療が大切だという事は以前書いたと思います。

今回は視能訓練士に求められる能力について書高と思ってますが、まず、この
前提が大切になってきます。

というのは、弱視、斜視の治療に来る患者さんはお子様が多いという事になる
ので、お子様に安心感を与える、また心づかいが細やかであるという能力が
視能訓練士には求められる能力だからです。

また、患者さんに不安を与えないためにも、明るい性格であることも重要です。

ただ、だからと言って、患者がお子様ばかりかというと、そうでもなく、昨今は
あらゆる世代の視力が低下していると言っても過言ではありません。

その理由として、一番多いのは職場環境のIT化です。
今日のオフィスでの事務作業でパソコンを使わないところは皆無だと言っても
言い過ぎではないくらい、パソコンが普及しております。

その結果、長時間パソコンのディスプレイ見続けることを余儀なくされ、この
ような業務上での目の酷使から、視力の低下、頭痛、肩こりなどを訴える人が
特に多くなっているのです。

そういう方々も視能訓練士の患者さんとなりますので、お子様やお年寄りだけで
なく、あらゆる世代が視能訓練士の患者さんとなります。
そういう中でも、やはりお子様とお年寄りの患者さんが多いことは変わりません。
繰り返しになりますが、視能訓練士に求められる能力は、やさしさやコミュニケー
ション能力、細やかな心遣いがで切ることなどが多く、女性にとても適している
資格であると言えます。

視能訓練士の歴史

視能訓練士がいつからできたかというと、その歴史は意外に古く1971年
(昭和46年)に「視能訓練士法」が制定された時からになります。

古いか新しいかは微妙ですが、もう40年近く前にさかのぼるわけですね。
視能訓練士が制定された背景は、アメリカやヨーロッパですでに医療専門職
として活躍していたORT(ORThoptist)を参考に、日本でも眼科医療に参加
貢献できる国家資格の必要性を問う動きが高まってきたのが1960年頃です。
その後1965年に厚生省(現・厚生労働省)内に視能訓練士の資格化を検討する
委員会が発足し、1968年に日本眼科医師会が視能訓練士認定試験の実施を決め、
翌年の1969年に第1回の視能訓練士認定試験が実施され、85名がこの試験をパスし、
日本で初の視能訓練士として資格を得たのでした。
そしてその2年後にこの試験が国家試験と認定されました。

こうして1971年に視能資格士は国家資格として認定されましたが、発足した
当時は、視能訓練士は眼科治療の一員として認められてはいませんでした。

その後1993年に「視能訓練士法」が業務の他に医師の指示の下に
眼科検査を行うことができるように改正され、更に「診療の補助として両眼
視機能の回復のための矯正訓練及びこれに必要な検査並びに眼科検査を行う事」
が定められ、眼科において医師の診療の補助としての矯正・リハビリと
そのための検査、さらに眼科においての一般検査が行えるようになりました。

視能訓練士になるためには?

視能訓練士になるための流れを書いておきます。

2種類あります。

ひとつは、高校卒業後、視能矯正関連学部のある4年制の大学か視能訓練士養成所
(3年以上)を卒業してから視能訓練士の国家資格を受験し、合格する方法。

もうひとつは高校卒業後に。視能矯正関連学部とは無関係の短大か4年制の大学を
卒業(ただし、指定科目(後述します)を履修していることが条件)してから文部科学
大臣が指定する視能訓練士養成所(1年以上)卒業してから視能訓練士の国家資格を
受験し、合格する方法です。
視能矯正関連学部とは無関係の短大か4年制の大学の場合で履修するべき指定科目は
以下の通りです。

1.外国語
2.心理学
3.保健体育
4.生物学
5.物理学
6.数学(統計学含む)「数字」と「統計学」の両科目の履修が必要ということ。
7.教育学、倫理学、精神衛生、社会福祉または保育のうち2科目
このような前提があるので、もし、4年制の大学を卒業したとしても、指定科目を
履修していない場合はどうすればいいのでしょうか?

夜間大学などに入学してこれらの科目を履修し、それから1年視能訓練士養成所に
入学してという道をたどるしかないのでしょうか?

もしそうであるとすると、社会人になってからの視能訓練士を目指すのは少々ハードルが
高くなってしまうのでは?と考えてしまいます。

でも逆にいうと、それらを経れば視能訓練士になることは可能であるという事ですし
現に、社会人を経験してから視能訓練士になった人も多くなっているようです。

視能訓練士を志すわけ

視能訓練士を志す理由を書いておきます。
わたしの視力は小学校までは両目ともに1.5でした。
それが中学生になってから、どんどん視力が落ち始め、中学2年生の時にどうも
黒板の字が見えづらくなってきて、友達のメガネを借りてみたら、くっきりと
黒板の文字が見えるようになってから、近視への道をまっしぐらに、まさに
坂道を転げ落ちるかのように視力が低下していきました。
今では0.03位のド近眼なのですが、最近特に良く思うのは、眼科というのは
視力を回復することは、メニューに入っていないのだろうか?という素朴な
疑問なのです。

緑内障であるとか白内障であるとか視野狭窄であるとか、網膜症など目の病気
の治療は眼科医の治療メニューにあるのに、日本人に多い近視の治療というのが
為されないというのはどういうわけなのだろう?
視力が良くなってしまうとメガネ屋が潰れてしまうからなのだろうか?
視力というのは生きているにあたってとても大事な機能で、自分がこのように
ド近眼であることから、この視力を何とかしたいという日頃の思いから
視能訓練士という存在を社会人になってから初めて知り、今、仕事をしながら
どうにか視能訓練士の資格を取ることができないだろうか?と試行錯誤を
している最中なのです。

視能訓練士になって期待することは収入以前に自分の目についてのケアから始め
視能について困っている人たちの手助けを是非したいという切実な思いから
志したというワケなのです。

視能訓練士の仕事内容

視能訓練士の仕事は、主に2つの分けられます。
ひとつは視機能検査と呼ばれる目のさまざまな検査です。
視力、視野、色覚、眼圧など、視機能の検査を行います。
この検査の結果をもとに治療が行われるため、とても大事な検査であり、その為に
正確なデータが求められます。

もうひとつは目の機能の回復訓練です。
一般に視能矯正といわれますが、多くは子供の弱視や斜視で、7~8歳までに
治療しないと治りにくく、早期発見、早期治療が必要とされています。
最近では糖尿病や老化が原因の目の疾患も増え、患者さんの層も子供から
お年寄りまで、さまざまな年齢にわたっています。

主にこの2つが視能訓練士の仕事です。
糖尿病などの生活習慣病は、合併症として目の病気である、糖尿病網膜症という
病気を併発することがあります。

糖尿病は自覚症状がない病気だけに、健康診断で糖尿病と診断されても放置する
パターンが多く、そのままにしていると、視力を失い、失明してしまう危険性が
非常に高いです。

一般的に糖尿病と診断された場合、目の検査も必ず受けるように指導されることが
多いですが逆に目の検査から糖尿病が発覚するパターンも少なくありません。
このような場合も視能訓練士が活躍します。
視能訓練士の仕事は、その名の通り、視機能を回復する訓練を行なうことと
眼科医の先生の指導の元、視機能検査を行います。

視機能検査とは、視力、視野、屈折、調節、色覚、光覚、眼圧、眼位、眼球運動、
瞳孔、涙液、涙道などの検査の他に、超音波、電気生理学、写真の撮影検査などが
あります。

視能訓練士とは?

視能訓練士とは、ざっくりと説明してしまうと、視覚に障害をもつ人に対して、
視覚機能を回復するための機能検査と矯正訓練を行う人の事を言います。
ちなみに視能訓練士は国家資格です。

視能訓練士は、お医者さんが診断治療を行うための基礎検査を行い、お医者さんと
相談した上で訓練プログラムを作成し、各種光学機器を使用して矯正訓練を行います。

また、現代の日本のように高齢化社会においては、老化や糖尿病などの生活習慣病
の影響で、視力が低下した人に向けて視力回復の為のリハビリテーションを行なう
業務も増加傾向にあります。

眼科へ行って、コンタクトレンズやメガネを作る時に、視力検査を行なってくれる
白衣の人も、視能訓練士である場合が多いです。
このように、視能訓練士は、病院や診療所の眼科で、お医者さんが行なう眼科検診
のサポートを行うのが主な仕事となります。

それだけではなく、学校の健康診断で行なう視力検査や、会社の定期検診で行う
眼底検査などの補助も視能訓練士の仕事であると言えるでしょう。
視能訓練士になるには、毎年3月に行われる国家試験を受けて合格する必要が
あります。

その為には、必要最低限の勉学が当然のことながら必要です。
本来であれば、高校を卒業後、医療スタッフの養成課程を持つ4年制大学に入学
するか、3年制の養成専門学校に入るのが通常です。
社会人になってから視能訓練士になろうとする場合は、1年制の視能訓練士養成校
に入学して勉強することもできますが、通常3~4年かかるところを1年で行なう
のですから、カリキュラムは相当厳しいと覚悟する必要があるでしょう。